2014年 12月 06日
スイス研修:旅より戻りて |
お施主様から「スイスの部分に感動した」と教えていただいた本です。犬養道子著『ヨーロッパの心(岩波新書)』。
スイスのページはp124~140と多くはありませんが、まずはそこだけ読みました。正直難しい部分もたくさんだな、と思いながらも、印象に残った箇所
【目次】
プロローグ
ヨーロッパと日本―その出会い
球と山―アングロ・ブリティッシュ
チーズとたいまつ―フランス
ラインの河と黒い樅―ドイツ
悲しい陽気なリアリスト―イタリア
小さな国々
1.二つの眼―オランダ
2.おきあがりこぼし―スイス
すすり泣くヨーロッパ―チェコスロバキア
点描―個性、ニュアンス、そして混合
聖母の花環―リズム
プルラリズムトユニティと―本質
スイスのページはp124~140と多くはありませんが、まずはそこだけ読みました。正直難しい部分もたくさんだな、と思いながらも、印象に残った箇所
―国家統制は拒否するが、「自らに由る(自由な)」統制は「他人のために」つくって守る。安心感と一緒に未消化の不思議を言葉にできず持ち帰ったところへ、助け舟のような著書を差し出されました。施主様は本当にありがたい。(ハタ典子)
―全ヨーロッパの大勢力のぶつかりあう台風の目のような地点にあったスイスは、歴史・政治・経済等の複雑な理由によって、さらには「山岳の条件」によって、ルネサンスを経ず、中世から一挙に近代現代に飛んだ。
―国民皆兵(スイスの中立は武装武力の中立)で各自の家に七十発の弾丸と磨きぬかれた銃が「必ず」「いつも」おいてあるこの土の上、もちろん時代を通し他の国々同様に存在した、いまも存在する強盗殺人犯人が、ついぞ その 銃と七十発の弾丸を使用したことがないという事実。
by suzuki-koumuten
| 2014-12-06 12:55
| 研修