2010年 07月 24日
格子で透く |
ここ数日、本当に暑い日が続いていますが、
「住まいは夏を旨とすべし」といわれるよう、
昔から夏の暑さは課題であったように思います。
そういった気候風土のなかで、用いられてきたのが格子です。
光と風を通す格子は、いろいろな形で用いられてきましたが、
近年では防犯上の意味で使われることが多いのかもしれません。
松原の家では玄関ポーチに格子戸を設けることによって、
内と外を完全に区切るのではなく、
お互いが透けて様子が窺えるようなっていますが、
この「透ける」ということが、
視覚的にも涼しさを醸し出しているように思います。
(前田太郎)
by suzuki-koumuten
| 2010-07-24 21:53
| 家づくり